Minaminの日記

趣味を記事にしてる。

Atomを使ってC++で開発する環境をつくってみる(mac OS編)

こんにちは。みなみんです。

前回に引き続き,
Atomプログラミング言語C++を開発する環境を作る方法を記事にしました.

 

今回は,mac OSでの環境を作ってみました.

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目次

 

前回

 

minamin37345.hatenadiary.com

 

 

環境

OS

mac OS

 

Windows版はこちらの記事

 

minamin37345.hatenadiary.com

 

 

開発言語

前回に引き続き,C++
Atomでは、他の環境・パッケージも併せて導入すれば他の言語での開発も可能。

 

ソースファイルの共有方法(Windows <-> mac OS)

Google Drive

 

対象・用途
  • プログラミング初学者
  • 競技プログラミング
  • 大学の授業
  • コンソールアプリケーション
    • 標準入出力のみのアプリケーション

 

対象外
  • Windowsアプリケーション(WinAPIなど)※
    • こういった開発用途では想定していないのが一つ。
    • 他にも導入すべき環境があると思われる。
    • こういったアプリの開発にはVisual Studio等のIDEが必要だとも思われる.
  • mac OSアプリケーション等
    • C++の環境はそもそも基本的にWindowsの環境のみでしか動かないと思われる.

mac OSでは標準入出力のみ.

 

使用するソフトウェア・環境

 

 

導入手順

導入手順はざっくりと5つ.

 

  1. Homebrewのインストール(ターミナル上)
  2. GCCのダウンロード,インストール(ターミナル上)
  3. Atomのダウンロード,インストール
  4. MinGWのパスを通す(Atom内)
  5. Atom用のパッケージをインストール

 

Homebrewのダウンロード・インストール

こちらは,インストーラによるインストールは行いません.

ターミナル経由でインストールを行います.

brew.sh

一度,Homebrewのページに移動します.

公式ページの「インストール」にターミナルで入力すべきコマンドが示されてあると思います.

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

 

mac OSのターミナルでコピペ,Enter.

※途中で(macでログオン時のアカウント)ユーザー名とパスワードの入力を求められるので入力します.

 

インストールが完了したら以下の文がターミナル上のどこかに表示されているかと思います.

==> Installation successful!

 

これにて完了です.

GCCのダウンロード/インストール

Homebrewのbrewコマンドを使ってGCCをダウンロードします.

 

再び,ターミナル上にて以下のコマンドを入力しEnter.

brew install gcc

 

これにてインストールが完了.

 

 

Atomのダウンロード・インストール

atom.io

Atom」とググっても良き,上記のサイトからダウンロードするのも良きかと思います.

 

ちなみに,mac版のAtomではインストールの作業は不要でした.

 

パッケージのインストール

Windows版のAtomとほぼ同様に,

Atom
Atom → Settings → +Installにて,「gpp-compiler」と検索し,

「gpp-compiler」(kriscross07さん)のパッケージをインストールします.

 

GCCパスの設定

先ほどインストールしたGCCのパス(ディレクトリ)はこのようになっているかと思います.

/usr/local/bin/g++-8

実際にFinderでも確認できるかと思います.

 

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Atom → Settings → Packages → gpp-compiler → Setting

 

そして,Atomのパッケージ「gpp-compiler」のSettingにて,

「C Compiler」には,

/usr/local/bin/gcc-11

 

C++ Compiler」には,

/usr/local/bin/g++-11

を入力します.

 

gcc/g++の末尾「-11」はバージョンによって異なります.
ディレクトリ内のgcc,g++の末尾にある「-〇〇」を参考にします.

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/usr/local/binの中身(Finder)

 

これで完了.

 

テスト

例のごとく,Windowsで作成した同じコードを実行してみます.

(初学者にはきついコードかも?)

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適当な数字5つをリストに追加し,降順で出力するコード

期待する出力値は「11 10 2 1 0」(改行なので,実際には縦に並ぶ.)

 

コードを記述したら,セーブして「F5」を押します.

 

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実行結果

見やすさの為に,ターミナル画面を縮小させました.

これも同様に期待通りの出力でしたね.

 

感想

これも同様に,

30分もかからずに環境を構築が出来るのは素晴らしいと思いました.

 

細かい話。

macのFinderで隠しファイルを表示させる.(薄い文字の名称のフォルダ等)

[command] + [shift] + [.]

で隠しファイルの表示/非表示を切り替えが出来ます.

 

Homebrew(brewコマンド)とは

パッケージ管理システムの一つであるそうです.

 

筆者自身もあまり使った事がないので,あまり理解していません.

Homebrew公式サイトにはこう書いてあります.

Homebrewではアップル(またはあなたのLinuxシステム)が提供していないあなたの必要なものをインストールできます。

 

Windowsでしか提供されていないものをMacでもインストールできますよ的な事なんでしょうか.

 

コンパイラ(ここではGCC)とは

C++等といった,プログラミング言語で書かれたソースコード(人間が理解可能なコード)を機械語(機械が理解可能なコード)に変換(コンパイル)する為のソフト.

 

今回はGCCコンパイラですが,他にも
Clangコンパイラ等があるようです.

 

Atomの日本語化

Atom → Settings,+Installから「japanese-menu」と検索して「japanese-menu」(syonさん)のパッケージをインストールします.

 

include <bits/stdc++.h>について

これは,競技プログラミングでの環境です.

iostreamやstring,vectorなどの基本的なライブラリを使うための環境です.

通常通り,include <iostrem>だけでも動きます.

 

 

この記事に誤りがあるかもしれません。その辺はご了承ください。

本記事で紹介されている方法・手法はあくまでも個人的なものです。